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寝タバコは危険?やめた方がいい理由を解説

寝タバコの危険性

寝タバコは、火災を引き起こす極めて危険な行為です。

令和6年度消防白書によると、住宅火災の出火原因で最も多いのはタバコです。中でも寝タバコによる火災が多く発生しています。

さらに、タバコは睡眠に悪影響を与えるなど、健康リスクも高いため注意が必要です。

本記事では、寝タバコの危険性や火災を防ぐために気をつけたいポイント、寝タバコに関するよくある質問について解説します。

参考:「寝たばこは、絶対にやめましょう。」(東京消防庁)

寝タバコは危険?

寝タバコは危険?

寝タバコは非常に危険な行為です。寝ている間に火のついたタバコが手から落ちると、周囲の可燃物に燃え移り、火災を引き起こす可能性があります。

消防庁が公表している「令和6年版消防白書」によると、令和5年の出火原因ランキングの1位はタバコ。発生件数は3,498件(出火総件数の9%)に上ります。

また、住宅火災の発火源別死者数においても、タバコが布団やマットレスなどの寝具類に着火したケースが最も多いという統計が示されています。

就寝中に火災が発生すると逃げ遅れるリスクが高くなるため、非常に危険です。寝具に使用されている素材は比較的燃えやすく、火が一気に広がる可能性があるためです。

就寝中は火災の発生に気づくのが遅れやすく、意識がはっきりしない状態では素早く避難することも難しくなります。そのため、寝具周りの防火対策は特に重要になるのです。

参考:「令和6年版 消防白書」(総務省消防庁)

寝タバコによる火災は保険が適用されない

寝タバコによる火災は、基本的に火災保険の補償対象外になる可能性が高いです。これは、寝タバコが「重大な過失」とみなされるためです。

火災保険では、故意や重大な過失による火災は補償の対象外とされるケースが多く、寝タバコはその危険性の高さから通常の過失よりも重い過失と判断されます。

さらに、マンションやアパートで寝タバコが原因の火災を起こし、隣人の部屋や建物全体に被害が及んだ場合、失火責任法に基づき民法709条が適用され、多額の損害賠償を請求されるケースもあります。

この場合、火災保険が適用されなければ、すべての損害賠償を自己負担しなければなりません。

参考:「失火責任法 条第五章不法行為 第七百九条」(e-Gov 法令検索)

寝タバコによる火災を防ぐために気をつけたいこと

寝タバコによる火災を防ぐために気をつけたいこと

寝タバコは、命の危険にかかわる非常に危険な行為です。

寝タバコによる火災を未然に防ぐためには、日頃からの注意が不可欠です。ここでは、火災を防ぐために気をつけたいポイントを詳しく解説します。

  • 寝タバコは絶対しない
  • 吸い殻をゴミ箱に捨てない
  • 灰皿に吸い殻を溜めすぎない
  • 消火器や火災警報器を用意する


寝タバコは絶対しない

寝タバコを防ぐ最も効果的な対策は、寝タバコを絶対にしない意識を持つことです。

眠気を感じたらタバコを吸わないようにする、寝室にタバコやライターを持ち込まないなど、日常の習慣を見直す必要があります。

特に、ソファやベッドでくつろぎながらの喫煙は危険です。うとうとしている間にタバコを手から落とし、布やカーペットに燃え移る可能性があります。

また、うたた寝は点火部から火種が落ちても気づきにくく、火災につながりやすいです。

安全な場所に移動してから喫煙する習慣を身につけ、火災を未然に防ぎましょう。

吸い殻をゴミ箱に捨てない

タバコの火が完全に消えていない状態で可燃物が入ったゴミ箱に捨てると、火が燃え広がり、火災を引き起こす危険性があります

特に、ペットボトルやビニール袋、段ボールを灰皿代わりに使用するのは非常に危険です。これらは燃えやすいため、火災の原因になります。

吸い殻は、耐熱性のある灰皿に捨て、さらに水を入れて完全に消火すると火の再燃を防げます。

また、吸い殻を捨てる場所は、紙くずや布などの可燃物が周囲にない安全な場所を選びましょう。

灰皿に吸い殻を溜めすぎない

灰皿に吸い殻が溜まりすぎると、火種が残っている吸い殻に引火し、煙や火が広がる危険性があります

吸い殻の火が完全に消えているか確認したうえで、こまめに処分する習慣が大切です。

さらに、風が吹いた際に火のついた吸い殻が飛び散り、カーテンやカーペット、紙類、衣類などに燃え移るリスクもあります。

このようなトラブルを避けるには、蓋付きの灰皿を使用する、風が直接当たらない場所に灰皿を置くなどの対策が必要です。

また、吸い殻を灰皿に長時間放置すると、消えたと思っていた火種が再燃し、予期せぬタイミングで火災が発生する恐れがあります。

吸い殻は溜めすぎず、こまめに処分する習慣を徹底し、火災のリスクを減らしましょう。

消火器や火災警報器の定期点検を習慣化する

火災の早期発見と初期消火のためには、火災警報器と消火器の準備が欠かせません。

特に、寝室や階段への火災報知器の設置は、消防法および各自治体の条例で義務化されており、就寝中の火災による逃げ遅れを防ぐために重要です。

火災報知器の設置や点検の対応は、住宅の種類によって異なります

集合住宅の場合
  • もともと火災報知器が設置されていることが多い
  • 消防点検が義務化されており、定期的に実施される
  • ただし、不在時は点検や交換が行き届かない可能性があるため、消防点検は必ず受けることが大切
戸建て住宅の場合
  • 住民自身で設置・管理する必要がある
  • 2006年以前に建てられた住宅には、火災報知器が設置されていない可能性がある
  • 寝室の位置や自治体の条例によって設置条件が異なるため、公式サイトなどで確認し、適切に設置・点検が重要


火災報知器の電池切れや故障にも注意し、定期的な点検・交換を習慣化することで、万が一の火災に備えましょう。

いざという時に慌てず対応できるよう、消火器の使い方もあらかじめ確認しておくことが大切です。

参考:「住宅防火 いのちを守る10のポイント」(消防庁)



寝タバコに関するよくある質問

寝タバコに関するよくある質問

寝タバコに関するよくある質問をまとめました。

寝タバコの危険性について詳しく解説します。寝タバコのリスクを正しく理解し、安全な生活を守るための参考にしてください。

「寝タバコ」とはどういう意味?

寝タバコとは、横になった状態や寝転がったままタバコを吸う行為です。

特に、布団やベッド、ソファなどでくつろぎながら吸うケースが多く、うとうとしている間にタバコを手から落とし、火災を引き起こすリスクが非常に高く大変危険です。

眠っている間は火災に気づきにくく、逃げ遅れる可能性が高いため、被害が大きくなりやすいという特徴があります。

寝タバコはなぜダメなの?

寝タバコを絶対やめるべき理由としては、以下のようなリスクが挙げられます。

・火災の危険性が極めて高い

 寝タバコによって落ちたタバコの火種がカーペットや布団カバーに引火し、火災につながる可能性があります。寝タバコはもちろん、吸い殻をゴミ箱に捨てる、灰皿に溜めたまま放置するなどの行動も火災の原因になるため、注意が必要です。

・寝てる間に火が広がりやすい

 タバコを持ったまま眠ってしまうと、手から落ちた火種が周囲の可燃物に燃え移る危険性があります。特にタバコによる火災は、最初は炎を伴わない「無炎燃焼」が起こりやすいため、火が燃えていること自体に気づきにくい点が特徴です。煙の臭いや物が燃える音に気づきにくく、逃げ遅れるリスクが高くなります。

・煙を吸い込んで意識を失う可能性がある

 火災が発生すると、一酸化炭素を含む有毒な煙が発生します。この煙を吸い込むと、一酸化炭素中毒を引き起こし、意識を失う可能性があるため大変危険です。逃げ遅れて命を落とす危険性が非常に高くなります。

・火災保険が適用されない

 寝タバコによる火災は、「重大な過失」とみなされる場合が多く、火災保険の補償対象になりません。保険金が下りない場合、すべての損害や賠償金を自己負担しなければならず、多額の経済的負担を抱えることになります。


このように寝タバコは深刻なリスクをもたらすため、状況や設備に関係なくやめましょう。

就寝前にタバコを吸うとどうなる?

タバコは睡眠に悪影響を与えます。就寝前に喫煙すると、ニコチンの興奮作用によって入眠までに時間がかかりやすくなるのです。

また、喫煙によって深い睡眠(徐波睡眠)の時間が短くなり、睡眠の質の低下が明らかになっています。これは、ニコチンの影響が睡眠中にも続くためです。

ニコチンは体内に入ると、約2時間かけて半分の量まで減少します。しかし、就寝直前に喫煙すると、睡眠中にもニコチンが体内に残り続けてしまいます。その結果、脳が刺激された状態が続き、安眠を妨げる原因となるのです。

眠りが浅くなり、翌朝に疲労感を感じやすくなる可能性があります。質の良い睡眠を確保するためにも、寝る前の喫煙は控えましょう。

参考:「喫煙と睡眠」(国立精神・神経医療研究センター)

加熱式タバコの寝タバコは危険?

加熱式タバコは、紙巻きタバコとは異なり、火ではなく電気でタバコ葉を加熱して蒸気を発生させる仕組みです。

現在、市場に出回っている大手メーカーの製品には、火災を防ぐためのさまざまな安全措置が施されています。

そのため、タバコ火災が起こりにくい仕様になっていますが、互換品や今後発売される新製品には同様の安全対策がされているとは限りません

寝ながらの喫煙は避け、管理には十分に注意しましょう。

参考:「加熱式たばこ等の安全対策 検討会報告書」(総務省消防庁)

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