CBGの効果とは?CBDとの違いや違法性について解説
CBG(カンナビゲロール)とは、大麻草に含まれる化合物の一種で、カンナビノイドと呼ばれる成分の一つです。
大麻に含まれるカンナビノイドの中でも新しく注目を集めている成分であり、抗炎症作用や抗酸化作用、食欲増進作用といった効果が期待されています。
本記事では、CBGの効果に加え、違法性やCBDとの違いについて詳しく解説します。
CBG(カンナビゲロール)とは?
CBGは「Cannabigerol(カンナビゲロール)」の略称で、大麻草に含まれるカンナビノイドの一種です。
カンナビノイドとは、大麻植物に含まれる化合物の総称で、CBD(カンナビジオール)などがその代表例として知られています。
現在104種類が確認されており、その中でCBGは「カンナビノイドの母」と呼ばれています。
この理由は、CBGがCBDやTHCなどの他の主要なカンナビノイドのもとになるからです。
CBGには気分がハイになるような精神作用や中毒性はありません。近年では医療分野でも注目を集めています。
CBGの違法性
CBG(カンナビゲロール)は、大麻草に含まれる中毒性がないカンナビノイドで、日本では合法です。
ただし、麻薬及び向精神薬取締法の一部改正により、大麻に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が麻薬として取り締まられることになり、CBG製品に含まれるTHCの基準がより厳しくなりました。
種類 | 製品例 | THCの残留限度値 |
---|---|---|
食用油脂(常温で液体) 粉末 |
オイル、パウダー、プロテインなど | 10ppm(0.001%) |
飲料 | 清涼飲料水、アルコール飲料、化粧水など | 0.1ppm(0.00001%) |
その他 | 電子タバコ、菓子、錠剤、乳液、シャンプー、リンスなど | 1ppm(0.0001%) |
製品を選ぶ際には、信頼できるメーカーや販売元から購入し、成分表示をしっかり確認するようにしましょう。
出典:『令和6年12月12日に「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律」の一部が施行されます』(厚生労働省)
「CBD(カンナビジオール)を含む電子タバコや健康食品等は大麻成分 THC が含まれているおそれがあるため、ご注意ください」(東京都消費生活総合センター)
CBGとCBDの違い
CBG(カンナビゲロール)とCBD(カンナビジオール)は、どちらも大麻草に含まれる精神作用や中毒作用がないカンナビノイドですが、それぞれ異なる特徴や効果を持っています。
特徴 | 主な効果 | 希少性 | |
---|---|---|---|
CBG (カンナビゲロール) |
CBDやTHCなどの他の主要なカンナビノイドのもとになるもの | リラックス、ストレス軽減、肌トラブルのケア、食欲増進 | 希少性が高く、コストがかかる |
CBD (カンナビジオール) |
麻(大麻草)の茎や種子から抽出されるカンナビノイドと呼ばれる成分の一種 | リラックス、ストレス軽減、炎症の抑制、不安の緩和 | CBDと比較すると希少性が低い |
CBGは、大麻草の成長過程でCBDやTHCなどのカンナビノイドを生み出すもととなるため、「カンナビノイドの母」と呼ばれています。
CBGの抽出には手間がかかり、希少性が高くコストが高いことが特徴です。
一方、CBDは成熟した大麻草に多く含まれる成分で、比較的抽出しやすいため、手頃な価格で入手できます。
どちらもリラックス効果やストレス軽減といった効果が期待されますが、CBGは特に食品や美容分野で注目されています。
それぞれの特性を理解し、目的に合った成分を選べば、より効果的に活用できます。
CBDについてより詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
「CBDとは?違法性や効果など気になる疑問を解説」
CBGの効果
CBGの効果として期待されているものには、以下の5つがあります。
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
- 神経保護作用
- 気分を整える
- 食欲を増進させる
それぞれ詳しく解説していきます。
抗炎症作用
CBGは、体内のECS(エンドカンナビノイドシステム)に働きかけ、炎症を抑制する効果があるとされています。
ECSとは、体内の免疫機能や痛みの調節に関与する体内のシステムです。
この特性により、関節炎や炎症性腸疾患、さらには皮膚疾患など、炎症が原因となるさまざまな症状の緩和に役立つ可能性があります。
また、抗炎症作用により、痛みを軽減する効果も示唆されています。
参考:Nachnani, R., Raup-Konsavage, W. M., & Vrana, K. E. The pharmacological case for cannabigerol (CBG). Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics, 2020, JPET-MR-2020-000340.
抗酸化作用
CBG(カンナビゲロール)には抗酸化作用があり、体内で発生する活性酸素(フリーラジカル)を除去し、その悪影響を抑える働きが期待されています。
活性酸素は、ストレスや紫外線、不規則な生活習慣などによって増加し、細胞を傷つけることで老化や病気の原因となる物質です。
CBGはこの活性酸素を中和する能力を持つとされ、酸化ストレスを軽減することで細胞を保護する効果が期待されています。
そのため、CBGは健康維持やアンチエイジングの分野で注目される成分です。
参考:「大麻に関する学術論文」(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策医薬品)
神経保護作用
CBG(カンナビゲロール)は、神経保護作用があるとされ、脳や神経系の健康をサポートする効果が注目されています。
2015年の研究では、ハンチントン病に罹患したマウスにCBGを投与し、その有用性を検証する実験が行われました。
ハンチントン病とは、意志と関係なく体が動く付随運動や行動異常を伴う神経変性疾患の一種です。
実験の結果、CBGを投与されたマウスでは症状の改善が見られ、ハンチントン病に対して有意な回復が報告されています。
参考:Valdeolivas, S., Navarrete, C., Cantarero, I., Bellido, M. L., Muñoz, E., & Sagredo, O. Neuroprotective properties of cannabigerol in Huntington’s disease: studies in R6/2 mice and 3-nitropropionate-lesioned mice. Neurotherapeutics, 2015, 12(1), 185-199.
気分を整える
CBG(カンナビゲロール)は、気分を整える効果が注目されています。
具体的には以下のような効果が期待されます。
・ストレス軽減
ストレスホルモンであるコルチゾールの過剰分泌を抑え、リラックスした状態を促す。
・不安感の緩和
神経伝達物質のバランスを整えることで、不安や緊張感を和らげる。
・ポジティブな気分へのサポート
気分を落ち着けるだけでなく、前向きな感情を引き出す助けとなる。
参考:Bergamaschi, M. M., Queiroz, R. H. C., Chagas, M. H. N., Oliveira, D. C. G., De Martinis, B. S., Kapczinski, F., Quevedo, J., Roesler, R., Schröder, N., Nardi, A. E., Martín-Santos, R., Hallak, J. E. C., Zuardi, A. W., & Crippa, J. A. S. Cannabidiol reduces the anxiety induced by simulated public speaking in treatment-naïve social phobia patients. Neuropsychopharmacology, 2011, 36(6), 1219–1226.
食欲を増進させる
CBG(カンナビゲロール)は、食欲を増進させる効果が期待されています。
2016年に行われた実験では、満腹状態のマウスを複数のグループに分けてCBGを投与したところ、CBGの投与量が多いグループほど総食物摂取量が増加。
食べ始めるまでの時間が短縮されるという結果が得られました。
このような特性から、CBGは食欲不振に悩む人や体重を増やしたい人にとって有用な成分とされ、医療分野でも注目を集めています。
参考:Brierley, D. I., Samuels, J., Duncan, M., Whalley, B. J., & Williams, C. M. “Cannabigerol is a novel, well-tolerated appetite stimulant in pre-satiated rats.” Psychopharmacology, 2016, Vol. 233, Issue 19-20, pp. 3603-3613.
CBGが向いている人の特徴
CBG(カンナビゲロール)が向いている人の特徴を解説します。
CBGの効果や特性を正しく理解し、自分に合った使い方を見つけることで、日常生活の質をより向上させることができるでしょう。
・慢性的な炎症や痛みに悩んでいる方
CBGには抗炎症効果があるため、関節炎や炎症性腸疾患、アトピー性皮膚炎などの症状を和らげる可能性が期待されています。慢性的な炎症や痛みに悩む方は試してみる価値があるかもしれません。
・気分の安定やストレス軽減を求めている方
CBGは、エンドカンナビノイドシステム(ECS)を調整することで、気分を安定させる効果が期待されています。ECSは体内の神経伝達や免疫応答、ストレス管理などに関与する重要なシステムで、私たちの心身のバランスを保つ役割を果たしています。
・食欲不振や体重減少に悩む方
食欲を増進させる作用があるため、病気や治療の副作用で食欲が低下している方や健康的に体重を増やしたい方におすすめです。
・美容やエイジングケアをしたい方
CBGの抗酸化作用は、体の酸化ストレスを軽減し、肌や細胞の老化を防ぐ助けとなる可能性があります。エイジングケアを目指している方に適しています。
CBGの危険性・副作用
CBG(カンナビゲロール)は多様な効果が注目されている一方で、危険性や副作用に関する懸念もあります。
現在、ヒトにおける臨床試験は限られており、十分なエビデンスがないため、安全性は確立されていません。
報告されている副作用は少ないものの、CBGの長期的な使用や多量摂取が人体に与える影響についてのデータは不足しています。
また、他の薬剤との相互作用に関する研究も不十分であり、特定の健康状態や服用中の薬剤がある場合には注意が必要です。
CBG製品と選び方
CBG(カンナビゲロール)の製品を選ぶ際は、成分とメーカーに着目してください。
まず、THCフリーの製品を選ぶことが必須です。購入前に製品ラベルや成分表示を確認し、「THC不使用」や「0%THC」と明記されているものを選びましょう。
次に、信頼性を担保するため、第三者機関による検査を受けた製品を選ぶことが重要です。
また、個人輸入店やフリマアプリでの購入は避け、正規販売店や信頼できるオンラインショップを利用しましょう。違法品や偽物のリスクを防ぐためにも、購入元の選定が大切です。
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