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チェーンスモーカーとは?意味や健康への影響を解説

チェーンスモーカーとは?意味や健康への影響を解説

チェーンスモーカーとは、タバコを吸う間隔が非常に短く、まるで鎖(チェーン)のように次々と吸い続ける人を指します

タバコの本数が増えるほど健康リスクは急激に高まり、肺や心臓など全身に深刻な影響を及ぼします。

この記事では、チェーンスモーカーの意味や体への影響に加え、減煙に向けた具体的な工夫についても詳しく解説します。

チェーンスモーカーとは?

チェーンスモーカーとは?

チェーンスモーカーとは、1本のタバコを吸い終えるとすぐに次のタバコに火をつけるなど、短時間のうちに何本も続けて喫煙する人を指します。

「チェーン(鎖)」という言葉のとおり、喫煙の間隔がほとんどなく、連鎖的に吸い続けるのが特徴です。

習慣化した喫煙者の中には、仕事中やストレスの強い場面などで無意識にチェーンスモークをしてしまう人もいます。

ニコチン依存の度合いが強い傾向にあり、健康への影響も大きいため、注意が必要です。

チェーンスモーカーとヘビースモーカーの違い

チェーンスモーカーとヘビースモーカーの違い

チェーンスモーカーとヘビースモーカーは、どちらも喫煙量の多い人を指しますが、違いは「吸い方」と「本数」にあります

チェーンスモーカーは、1本吸い終わるとすぐに次のタバコに火をつけるような「連続して吸うスタイル」が特徴です。

一方、ヘビースモーカーは「1日に吸う本数が多い人」のことで、一般的には1日20本以上吸う人を指します。

いずれも医学的に明確な定義があるわけではありませんが、喫煙量が多くなる傾向は共通しており、「吸う頻度」と「1日の本数」といったスタイルの違いが区別のポイントになります。

吸い方 本数
チェーンスモーカー 1本吸い終わるとすぐに次を吸うなど、連続して喫煙する 吸う本数は多いが、間隔の短さが特徴
ヘビースモーカー 吸う間隔は一定でも、1日の喫煙回数が多い 一般的に1日20本以上とされる




チェーンスモーカーになってしまう原因

チェーンスモーカーになってしまう原因

チェーンスモーカーになってしまう原因には、ストレスや強いニコチン依存など、さまざまな要因が関係しています。

気づかないうちに喫煙の頻度が増え、1本吸い終わるとすぐに次のタバコに手が伸びてしまうような状態が続くと、習慣化され抜け出しにくくなります。

なぜ人はチェーンスモーカーになってしまうのか、その背景にある心理や体の仕組みを解説します。

  • ストレス・不安・イライラの解消手段
  • ニコチン依存によるもの
  • 習慣化・無意識の行動


ストレス・不安・イライラの解消手段

喫煙者にとって、タバコは心理的なストレスを和らげる手段になりがちです。

特にチェーンスモーカーは、1本では気持ちが落ち着かず、立て続けにタバコを吸って精神的な安定を図ろうとする傾向が強く見られます

この場合、タバコは「ストレス対処の道具」として用いられており、意識の中に「吸うと気分が落ち着く」という経験が強く根付いています。

これは、ニコチンが脳に作用して、快感や安心感をもたらすドーパミンの分泌を促し、安心感や快感を得られることが、この習慣を強化しているのです。

ニコチン依存によるもの

チェーンスモーキングの背景には、ニコチン依存という身体的な要因も深く関わっています。

タバコに含まれるニコチンは、脳内で快感や安心感をもたらすドーパミンの分泌を促します

この快感を繰り返し求めるうちに依存状態となり、喫煙の間隔がどんどん短くなっていきます。

特に、ニコチン切れによるイライラや集中力の低下、不安な気持ちを避けようと、次々とタバコに火をつけてしまうのがチェーンスモーカーの特徴です。

習慣化・無意識の行動

タバコが習慣化し、無意識の行動になっていることもチェーンスモーカーになる大きな原因です。

「手が空いたから」「なんとなく」など、明確な理由がなくても自然とタバコに手が伸びる状態が続くと、喫煙が日常の一部として定着していきます

その結果、吸い終わった直後でも次のタバコに火をつけてしまう癖が定着化し、連続してタバコを吸ってしまうパターンに陥りやすくなるのです。

チェーンスモーキングによる病気のリスクとは?

チェーンスモーキングによる病気のリスクとは?

チェーンスモーキングは、喫煙量の多さと喫煙頻度の高さから、健康への影響がより深刻です。

特に肺や心臓、血管などに大きな負担をかけるため、がんや心筋梗塞、脳卒中など命に関わる病気のリスクが高まります。

チェーンスモーキングが引き起こすおそれのある病気と、そのメカニズムについて詳しく解説します。

  • 呼吸器系の病気(COPD・慢性気管支炎など)
  • 心血管系の病気(心筋梗塞・高血圧・動脈硬化など)
  • 消化器系の病気(胃潰瘍・十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群など)
  • がん(肺がん・喉頭がん・胃がんなど)


呼吸器系の病気(COPD・慢性気管支炎など)

タバコは、咳や息切れ、肺の病気など、呼吸器系の深刻なトラブルを引き起こす大きな原因です。

特にチェーンスモーカーのようにタバコを立て続けに吸う習慣があると、肺や気管支に大量の有害物質が入り込み、炎症やダメージが蓄積しやすくなります

初期には慢性的な咳や痰が現れ、進行すると階段の上り下りだけでも息切れするようになり、日常生活にも支障をきたすようになるでしょう。

さらに症状が悪化すると、慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった重い病気に発展するおそれがあります。

COPDは呼吸がしづらくなる病気で、進行すると酸素吸入が必要になり、最終的には命に関わる危険性もあります。

なかでも長期間にわたって連続して喫煙を続けるチェーンスモーカーは、COPDの発症リスクが非常に高いため、早めに禁煙や適切な対策をとることが重要です。

参考:「一般社団法人 日本呼吸器学会|禁煙のすすめ

心血管系の病気(心筋梗塞・高血圧・動脈硬化など)

チェーンスモーキングは、心筋梗塞や高血圧など命に関わる心血管疾患のリスクを大きく高めます

短時間にタバコを立て続けに吸うと、ニコチンや一酸化炭素が急速に体内に取り込まれ、血管が収縮し、酸素が不足します。

この影響で血圧が急上昇し、心臓の血管が詰まりやすくなって心筋梗塞のリスクが跳ね上がるのです。

実際にタバコを吸う人は、吸わない人に比べて、心筋梗塞になる確率が男性で約3.6倍、女性で約1.4倍に上るとされています。

さらに、血管の内側が傷つくことで動脈硬化が進み、高血圧や脳出血など深刻な病気につながる可能性も高まります。

参考:「禁煙と心血管病予防」(公益財団法人 日本心臓財団)

消化器系の病気(胃潰瘍・十二指腸潰瘍など)

タバコに含まれるニコチンは胃酸の分泌を促す一方で、胃粘膜の防御力を低下させるため、消化器が荒れやすくなり、痛みや不快感が生じやすくなります

さらに、チェーンスモークを繰り返すと血管が収縮し、胃腸の動きが乱れやすくなります。

消化器全体に炎症が広がり、消化不良や腹部の張り、便秘や下痢といった不調を引き起こすだけでなく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気を招くリスクも高まるのです。

がんの発症リスク(肺がん・喉頭がん・胃がんなど)

タバコには、ニコチンやタールなど、多くの化学物質が含まれており、その中には約70種類もの発がん性物質が確認されています。

これらの物質は、肺に到達したあと血流に乗って全身を巡り、遺伝子を傷つけることで、がん細胞の増殖を促します。

チェーンスモーキングのように吸う間隔が極端に短い場合、有害物質の分解・排出や細胞の修復が追いつかず、体内にダメージが蓄積しやすくなり、肺がんをはじめとしたさまざまながんの発症リスクを高めます

とくに因果関係が明確ながんとしては、肺がんのほか以下のようながんが挙げられます。

がんの種類 男性喫煙者のリスク 女性喫煙者のリスク
がん全体 1.6倍 1.5倍
肺がん 4.5倍 4.2倍
食道がん 3.7倍
膵がん 1.8倍
胃がん 1.7倍
大腸がん 1.4倍
乳がん(閉経前) 3.9倍
乳がん(全体) 1.9倍


出典:「多目的コホート研究の成果(2016年12月)」(国立がん研究センター)

国立がん研究センターが行った調査では、男性では1日1〜2本の喫煙でも、喫煙関連がんによる死亡リスクが1.50倍に、女性では1日3〜5本の喫煙で1.43倍に上昇することが明らかになっています。

さらに、別の研究では、タバコ1本で寿命が約11分縮まるというデータもあり、チェーンスモーキングが体にいかに深刻な影響を与えるかは明らかです。

参考:Inoue-Choi M, Liao LM, Reyes-Guzman C, Hartge P, Caporaso N, Freedman ND. Association of Long-term, Low-Intensity Smoking With All-Cause and Cause-Specific Mortality in the National Institutes of Health–AARP Diet and Health Study. JAMA Intern Med. 2017;177(1):87–95. doi:10.1001/jamainternmed.2016.7511、
科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」(国立がん研究センター)、
喫煙者と非喫煙者の平均寿命の差」(日本医事新報社)

チェーンスモーキングを抑えてタバコの本数を減らすコツ

チェーンスモーキングを抑えてタバコの本数を減らすコツ

タバコの本数を減らすには、「我慢」よりも「間をあける工夫」が効果的です。

いきなり本数を減らそうとするのではなく、日常生活の中で無理なく吸うタイミングをコントロールしましょう。

チェーンスモーキングを抑えながら、自然と本数を減らしていくコツをご紹介します。

  • 喫煙場所やタイミングを限定する
  • 手持ち無沙汰対策をする
  • 記録をつけて“見える化”する
  • 電子タバコに切り替える

喫煙場所やタイミングを限定する

タバコの本数を減らすには、喫煙場所とタイミングを限定するのが効果的です。

たとえば「自宅のみに限定する」「吸うのは食後のみにする」といったルールを設けると、無意識やなんとなくで吸ってしまう習慣を防ぎやすくなります

また、タバコを吸うまでに手間がかかるため、「本当に今吸いたいのか?」と立ち止まって考えるきっかけにもなります。

手持ち無沙汰対策をする

手持ち無沙汰でタバコに手が伸びてしまう方は、あらかじめ代わりになる行動を用意しておくと効果的です

ガムを噛む、水を飲む、深呼吸をするなど、その場でできる行動を取り入れてみましょう。

意識的に「吸わない時間」を増やすことで、チェーンスモーキングの習慣を少しずつ手放していけます。

タバコの代わりになるものを探している方は、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください。

タバコの代わりになるものには何がある?禁煙・節煙にも活用できる人気アイテムや行動を調査!
https://drvape.jp/shop/pages/column_2308_sub

記録をつけて“見える化”する

タバコの本数を減らすには、「いつ・どこで・なぜ吸ったのか」を記録し、自分の喫煙習慣を“見える化”するのが効果的です

メモ帳やアプリに吸ったタイミングや吸いたくなった理由を記録することで、無意識だった喫煙パターンに気づきやすくなります。

「この時間はいつも吸ってるな」「イライラすると本数が増えるな」など、自分のクセが見えてくると、具体的な対策も立てやすくなるのです。

電子タバコに切り替える

チェーンスモーキングを抑えたい方は、電子タバコへの切り替えをおすすめします。

ニコチンやタールを含まない電子タバコは、依存性のある成分を避けながら「吸いたい気持ち」を満たせるため、連続喫煙のリスクを軽減しやすくなります

さらに、フレーバーや吸いごたえのある電子タバコを選べば、喫煙の代替手段としても満足感が得やすく、「吸う習慣」を段階的に見直していく第一歩にもなるでしょう。



チェーンスモーカーに関するよくある質問

チェーンスモーカーに関するよくある質問

チェーンスモーカーに関するよくある疑問や不安にお答えします。

チェーンスモークをすると気持ち悪くなるのはなぜ?

チェーンスモークで気分が悪くなるのは、ニコチンの過剰摂取と一酸化炭素による軽い中毒症状が原因です

これは「ヤニクラ」とも呼ばれ、体が危険を知らせているサインです。

さらに、連続喫煙によって血中の一酸化炭素濃度が上がり、酸素が不足することで不調を感じやすくなります。気分が悪くなった場合はすぐに喫煙をやめ、風通しの良い場所で安静にすることが大切です。

何本からチェーンスモークになる?

チェーンスモークかどうかは本数ではなく、「連続して吸っているかどうか」という吸い方が基準になります

医学的な明確な定義はありませんが、1本吸い終わった直後に次のタバコに火をつける、あるいは短時間で5〜6本吸うような習慣があれば、チェーンスモーカーの傾向があるといえます。

気になる場合は、自分の喫煙パターンを記録し、客観的に見直してみることが大切です。

つい吸い過ぎてしまう時の代わりにはDR.VAPEがおすすめ

つい吸い過ぎてしまう時の代わりにはDR.VAPEがおすすめ

つい立て続けにタバコを吸ってしまう方は、代替手段としてニコチン・タールゼロの電子タバコ「DR.VAPE」がおすすめです

DR.VAPEは、フレーバー付きのリキッドを加熱し、水蒸気を吸って楽しむタイプの電子タバコです。

ニコチンやタールを含まないにもかかわらず、満足感のある吸いごたえを実現しており、喫煙の代わりとして無理なく取り入れやすいのが特徴です。

チェーンスモーキングのリスクを抑えながら、自然に本数を減らしていきたい方に適した選択肢です。

フレーバーは9種類と豊富にあるため、きっとお気に入りが見つかるはず。

ワイルドビター
たばこ独特の甘さと苦みを表現
DR.VAPE
クラシックスモーク
スモーキーで吸い心地がよいタバコ味
DR.VAPE
ミントメンソール
すっきり爽やかなメンソール味
DR.VAPE
ピュアアップル
甘さにキレのあるアップル味
DR.VAPE
ジューシーマスカット
芳醇な甘さがあふれるマスカット味
DR.VAPE
リラックスバニラ
コクのある味わいと濃厚なバニラの香り
DR.VAPE
クリーミーバナナ
まろやかで濃厚なバナナの味わい
DR.VAPE
トロピカルマンゴー
南国のマンゴーのようなジューシーな味
DR.VAPE
ミックスベリー
フレッシュで甘酸っぱい3種のベリーを表現
DR.VAPE


シリーズ累計販売本数3,000万本を突破するほど、多くの人に愛用されており、2024年2月15日には最新モデルのDR.VAPE Model 3が発売されました。

Model 3は、従来の豊富なフレーバーに加え、天然由来成分であるβ-カリオフィレンを配合しています

β-カリオフィレンは、吸うことで心身を穏やかに整えたい方に注目されている成分です。

お得な定期購入は、LINEからいつでも解約できるうえ、自分の予算や使用ペースに合わせて柔軟にプランを変更できるのも魅力です。

無理なく続けられる仕組みが整っているので、これを機にDR.VAPEで電子タバコを始めてみてはいかがでしょうか。